Lesson3 暗い場所に置きたい時
インテリアとして観葉植物を楽しみたい時、窓から離れた場所や、日の当たらない玄関、廊下、窓のないオフィスなど、陽光は入らないけれど、どうしてもそこに観葉植物を置きたいという場合も多いはず。どうしたら良いでしょう?
対策① 半日陰を好むタイプの植物を選択する。
植物は環境に対する耐性を備えています。環境に慣れることによって、その場で生育できるようになってきます。もともと半日陰を好むタイプの植物なら、暗い場所にも順応しやすくなります。
また、陽光を好むタイプの植物の中でも、耐陰性もある植物もあります。すなわち環境耐性の幅が広い丈夫な植物です。本来は陽光を好むが、暗い場所にも慣れて生育できるタイプです。
対策② 時々、光のある場所に移動して、樹勢を保つようにする。
本来はある程度の光を要求しますので、時々明るい場所に移して、樹勢を回復、保持してやることもよい方法です。もちろん夏場の直射日光に当てるのは禁物。午前中の柔らかい光や窓辺の明るい場所がよいでしょう。
対策③ 人工の光の当たる場所に置く。
窓が無い所でも、観葉植物が長期間生育している場所があります。蛍光灯の真下や、植物がスポットライトを浴びている、などです。このような場所は、自然の陽光はないけれど、観葉植物が生育できるだけの光が確保できているのです。この場合も光源から遠ざかると光が不足しますので注意が必要です。
1~3までの対策のうち、できれば複数の対策を施すことで、より長く観葉植物を楽しむことができるでしょう。